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「引き続きよろしくお願いします」を英語で言うと?

「引き続きよろしくお願いします」を英語で言うと?

こんにちは!
CALN Online 代表の矢野(こ)です。

たくさんの人が「英語でこのフレーズをどう言いたいのかを知りたい」と検索している日本語表現を、このブログでは解説付きで紹介しています。

「 引き続きよろしくお願いします」

今回は、「 引き続きよろしくお願いします」 と言う表現です。
これはよくメールの締めとして最後に書いたりするのが日本語でとても頻繁なのではないかと思います。そのためか、これを知りたい人、検索してる人結構いるみたいです。

ただ英語の文を知るだけでなく、応用力をつけることができる方法で、このフレーズを自分のものにしていきましょう!

そもそも何を伝えたいのか



このフレーズをメールの最後に付けることでどんな気持ちを表したいのか、その本質を見極めることが、まずは適した自然な英語表現を探していく上でとても重要だったりします。

「引き続きよろしくお願いします」


これにはどんな意図が含まれているんでしょうか。

まずはもちろん・・・

感謝の気持ちですよね。



そしてこの先も同じ気持ちで今までと同じように気持ちよく一緒に仕事をしたい、ご愛顧に賜りたく、それを相手に伝えたいと言うことなのではないでしょうか。

と言うわけで、まずはこの、『 感謝の気持ち』 が元になっていることがポイントになります。

感謝を伝える表現

感謝を伝える表現、英語ではどんなものがあるでしょう。

Thank you …
Thanks …
We appreciate …


上記を使って始めていきましょう。


ちなみに最後にリストした appreciate を使った表現は、主語が I よりWeの方が自然です。
というのも、このセリフ自体が、仕事で使う場合がほとんどだと思いますので、そんな場合は社を代表して、会社全体として、文章を作っていく方がより響きがナチュラルです。
そのため主語はWeとしてあげましょう。

さて・・・

そして何に対して感謝をしているのか、何に対して感謝を述べたいのかについてちょっと考えてみましょう。

何に対してよろしくして欲しいのか、日本語では完全に省略されてしまっています。よく噛み砕いてみると

「取引を続けて欲しい」「お力添えが欲しい」


と言うところなのではないでしょうか。
この切り口で考えてみましょう。

Patronage という単語があります。


いわゆる『ご愛顧』といった意味になります。『援護』『保護』といった意味にもなるようです。

これをまずは合わせてみるとどうでしょうか。

Thank you for your patronage.

Thanks for your patronage.

We appreciate your patronage.

そして実はこんなに小難しい言葉を使わなくても、『援護』『保護』といった意味となる単語、思いつかないでしょうか。

そう、 support や help、assistance などです。



support 、help、assistance


これと合わせてもらっても全く問題ありません。



*support

Thank you for your support.

Thanks for your support.

We appreciate your support.



*help

Thank you for your help.

Thanks for your help.

We appreciate your help.



*assistance

Thank you for your assistance.

Thanks for your assistance.

We appreciate your assistance.

と、 ここまでくると、なるほどと納得しつつも、
この

”引き続き”

の部分が 少々気になってくるかもしれません。
大丈夫です、このニュアンス加えていきましょう。

”引き続き” のニュアンス

現在と同じようにここからも続けてこの先も関係を保っていきたいわけですので、

continued

という形容詞を使ってみましょう。

「続ける」「継続する」

という意味です。

continuousという似た単語があるので注意して下さい!
こちらは「絶え間なく」「休むことなく継続的に」といった意味の形容詞ですので今回は不適切です。紛らわしいですね。。

Thank you for your continued support.

Thanks for your continued support.

We appreciate your continued support.

Thank you for your continued help.

Thanks for your continued help.

We appreciate your continued help.

Thank you for your continued assistance.

Thanks for your continued assistance.

We appreciate your continued assistance.

こうしてみると名詞の部分、(support / help / assistance)を、「ご協力」を意味する

cooperation


に変えるのもそこまで遠くない気がしてきました。

Thank you for your continued cooperation.

Thanks for your continued cooperation.

We appreciate your continued cooperation.

そしてさらに、この「引き続きよろしくお願いします」のニュアンスにある、
”未来も” ”この先も” の意味合い、少し出すにはどうしたら良いかを解説します。

in advance を使ってみましょう

ズバリ、 in advance を使ってみましょう。



「前もって」と言った意味のフレーズです。

Thank you in advance for your support

こんな具合でさらに足すことによってこの先のニュアンス、出すことができます。

リズムよくこれらのフレーズを組み合わせて使ってみてください。その時々によって日本語だとこの1つのフレーズで終わってしまうセリフでも、 英語にした場合どの語彙を使うのかは少しずつ変わってくると思います。

状況に応じてしっくりくる単語を選んでいってください。

ちなみにこの in advanceですが、時にかなり相手にプレッシャーをかけるようなニュアンスになることがありますので少しだけ注意しておいてください。

例えば、 Thank you in advance には

「 必ずやってね」
「 後でちゃんとありがとうが言えるような状況になることを期待しています」
「 なので前もってお礼を言っておきます」

といった感じで、 相手にその行動を強く促すような意味合いになることが時にあります。

なので、日本語の「よろしくお願いします」 と、全く同じと考えてしまうと、
少しだけコミュニケーションミスが生まれてしまう可能性があるかもしれません。
今回の「 引き続きよろしくお願いします」 でも、文脈によってはそんなニュワンスが意図せず出てしまう可能性がないとも言い切れません。

時に強い表現になってしまうと言うことを心のどこかに留めておいてください。



とは言え、心配しすぎなくて大丈夫です。
失礼に値するような表現になってしまうと言うわけでは決してありません。
その辺は日本語でも英語でも、きっとどんな言語でも同じで、文章の流れなどで、 そうなってしまうような可能性が無きにしもあらず、、、といったところでしょうか。

メールを英語で書くときに日本語の文章である、この手の定型文章のようなものは、どう表現をしたらいいのか本当に迷うところですね。

少しずつスキルアップしていってください!こうして噛み砕いてみると、面白い発見もあったのではないでしょうか。


CALN Onlineではこのように、丁寧に応用できる力を養っていくことが可能です。
ただ一つの事柄を理解するだけでなく、そこから派生させて語彙や文法を理解していきます。

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