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3.バングラデシュ交通事情〜都市と村(village)

3.バングラデシュ交通事情〜都市と村(village)

CALN Online代表の矢野です!

空港の外も引き続きすごい人でしたが、ホセインと合流したので一安心。
数名で来てくれていたのもチームワークであっさり空港を出られるようにというローカルの当たり前なようで、すぐ車がフーッと横付けされ、さっくり乗車、ホテルへ向かいました。

ダッカはどこもかしこもものすごい人と交通量です。
人々は何やら叫び大声で話し、クラクションは鳴り止みません。
そこまで大気汚染は感じませんでしたが、ヴィレッジで数日過ごした後の帰路にはものすごく空気が汚く感じました。
一体東京はどれだけ空気が汚れているのか・・・

常にもやがかかっています。
英語で言うと hazy (形)もやもやーっとしてるんですね。
排気ガスや土埃が舞っている感じがしました。

普通の車はほぼ100%日本車でした。
本当に100%と言っても良いほど。
例えばクラクションはよっぽど危険な場合にまたは怒ってるドライバーが日本では警告として鳴らしますがバングラディッシュでは単なる意思表示。
『俺は曲がるぞ』『車線変えるぞ』『通るぞ、そこの歩行者!』『ちょっと端寄ってくれよ』
1分で日本で聞くクラクションの一年分は鳴っていると思います。

クラクションで表現しきれないことがある場合、窓を開けて叫びます。
こんなこと日本でやったら警察呼ばれる可能性あると思いますが、これは単なる彼らのコミュニケーションで、誰も怒ってはいないのです。

マレーシアで大学に通うホセインの弟の解説によると、
「ひとこと話せばもう親友」がバングラ人。
何か困っているなら理由は要らない無条件で全力で助けるんだそうです。
英語では no judge という表現がありますが、いいとか悪いとか、なんで?とか、人々は興味がないんだそうです。

都市計画や道路の整備が当然行き届いていませんし、信号もうまくは機能しておらず、交通整備をする警察がいますが、警察は正義の味方ではないのだそう。

完全車社会という訳でなく、バスがとても多く、電車も(インドやパキスタンとも繋がる長距離列車)ありますが、最も利用されていて最も便利な交通手段は三輪車『リキシャ』です。
人力車みたいで覚えやすい名前!

自転車型、電動自転車型、バイク型があり、大きいものだと6〜8人乗ることができます。

地下鉄の路線みたいに走れる地域がリキシャの色やデザインで定められていて、遠くへ行く場合は乗り換えながら目的地まで行くことができます。

交通渋滞がものすごいので、渋滞をぬえる、簡単に狭い道で近道できる、方向転換できるリキシャは、普通の車より断然確実に目的地へ連れて行ってくれます。

日本の人力車みたいに観光用ではなく、地元の人の一番の交通手段です。

料金が定められておらず、その場で交渉、交渉していると他のドライバーも会話に入ってきて、最終的には乗り手がどの商談を取るか決断し、入札(bid)します。

値段だけでなく、道(directions)に詳しいアピールや、その他諸々交渉 (negotiation)がされ、ドライバーたちは本当に仕事を楽しんでいるように見えました。
いくら稼ぐかでなく、人と関わり、競合し、勝ったり負けたり、会話したり・・
仕事がだるいという雰囲気の人がひとりもいません。

到着時は普通のトヨタ乗用車で移動。
交通渋滞で1時間弱で行けるはずのレストランに3時間近くかけて到着。
マレーシアからの5時間フライトの後にかなり厳しい一日となりましたが、その夜そのままヴィレッジへ戻った花婿ホセインの代わりに、ホセインの弟シアムくんが翌日はダッカ観光に付き合ってくれ、リキシャで村まで向かいました。

三輪車にスーツケースが入るのもびっくりですが、郊外へ進んでも人気がなくならないことにも驚きました。
村へ近づくと街の喧騒は和らぎますが、ど田舎の景色なのに人は東京レベルに歩いていて交通量もまぁまぁあり、クラクションは鳴り止みません。

空気はだんだん澄んできてオープンカー(convertible) 状態のリキシャから風を感じながら田園風景を眺め、だんだんと違う世界に入って行きます。

次回は『バングラデシュの食事事情編』です!
お楽しみに!

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