教育+海外投資先としてのカンボジア〜現地視察レポート
ここ10年ほど、日本で海外志向の強い親御さん間でマレーシアへの親子留学が非常に人気になったのはご存知の方も少なくないと思います。
理由はシンプルに、英語教育の環境が整っていて治安も良く、にもかかわらず欧米圏への留学や国内でのインターナショナルスクールに通うことと比べて、かなり安価に国際的な教育を受けさせれるからです。
実際、マレーシアは外国人が海外から親子で滞在する為の制度が整っており、多くの家族が教育移住先として選んできました。
もちろん現在も人気はあります。
弊社でもペナン島での親子留学の斡旋サービスを実施しています。
しかし、最近保護者の方々と事前相談でお話をしていると、
「思ったより高いな・・・」という、以前とは少し違うバイブスを感じるようになりました。💦
いや、実際そうですよね、東南アジアなんだから格安なはずだと思っているとそこまででもない、理解できる反応です。
これはマレーシアの問題というよりも、円安の影響が原因を大きくしめているかもしれません。

そんな中で注目を集め始めているのがカンボジアです。
首都プノンペンには想像以上に多くのインターナショナルスクールが存在しており、学費もマレーシアと比較すると手が届きやすい学校が少なくありません。
実は、同じような現象が不動産の世界でも起きているのです。
海外投資を学べるカンボジアの旅!
かつてマレーシアが教育とともに、日本人にとって非常に人気の高い海外不動産投資先でした。
日本からだけでなく、多くの外国人投資家がコンドミニアムなどを購入していました。
もちろんいまだに人気ではあります。
しかし外国人による購入が増えた結果、現在のマレーシアでは外国人が購入できる物件に州ごとの最低価格基準が設けられています。
比較的手頃な価格帯の物件は現地の人向けに、外国人は購入できないといったケースも多く、以前と比べると気軽に不動産投資を始めにくくなっています。
なんだか親子留学の話とかぶる部分があります・・。
以前は夢のような価格で大人気だったのに今はもっと覚悟が必要な感じです。
一方で、現在注目を集めているのがカンボジアなんです。
プノンペンでは、日本人がイメージするよりも手の届きやすい価格帯で新築コンドミニアムを検討できるケースがまだ多く残っています。
私が実際に視察した物件の中には、非常に充実した設備や共用施設を備えながらも、現実的な価格帯で検討できるものがかなりありました。
もちろん投資ですからリスクはあります。
しかし、少なくとも現時点で言えるのは、
一般の人でも海外不動産投資を具体的に検討しやすい環境がカンボジアには残っていること。
これは大きな特徴だと感じました。
つまり今回のカンボジア渡航では、
「教育滞在の充実度」
と
「海外不動産投資の可能性」
という二つのテーマを同時に検証してきたのです。
実際に現地に出向いてみると、この二つは思っていた以上に深くつながっているように感じました。
教育環境が整えば人が集まる。
人が集まれば街が発展する。
街が発展すれば住宅需要も高まる。
もちろん現実はもっと複雑ですが、教育・人口・不動産という三つの要素は決して無関係ではありません。
結論、カンボジアは単なる旅行先ではなく、「これからを考える場所」として非常に興味深い国だという印象です。
細かく説明していきますね。
旅しながら直接みて、学ぶ
東南アジアでの親子留学やスキルアップ滞在を企画する際、私たちは基本的に「英語が共通語の国」に絞ってサービスを提供してきました。
これまでの主な手配先は、
マレーシア
シンガポール
香港
英語の通じやすさで言えば、私の感覚ではシンガポールが圧倒的で、その次にマレーシア(共通語としてマレー語もある為)、そして香港という印象でした。
もちろん香港でも英語は広く使われていますが、場所によっては英語が通じにくいまたは中国語しかわからない人がいる場面も結構あります。
今回プノンペンへ渡航する前は、
「香港と同じくらいは英語が通じるだろう」
と考えていましたが・・・実際に現地へ行ってみると、その予想以上に通じない。。
空港
ホテル
銀行
インターナショナルスクール
少し高級なレストラン
こういった場所では英語は問題なく通じます。

むしろ非常に流暢に話すスタッフも多く、特にインターナショナルスクールやホテルではネイティブレベルに近い英語力を持つ方も全く珍しくありませんでした。
一方で、街中のお店やショッピングモール、ローカルな飲食店などでは、英語がほとんど通じない場面がほとんどでした。
英語で話しかけると相手が緊張するのがわかりました。
または全くわかってないケースも。
外国人が日本を訪れた時に近いかもしれません。
話せる人は非常に流暢ですが一般の人たちの間では、英語は日常というより a rare occation (稀な状況)という感覚のようです。
そんな感じで、現地語しか通じない状態でのコミュニケーションが意外と多く、
通訳アプリを事前に準備していなかったので主にChatGPTを使ってコミュニケーションを取ってみました。
これはこれでスキルが要りますね💦
でも迷惑そうにされることはありませんでした。
みんながにこやかで親切
・・・というわけではないんですが、とっつきやすい人が多いというか嫌な感じがない、という説明がおそらくしっくり来ます。
これは予想ですが、プノンペンにこれだけインターナショナルスクールが多いこともおそらく発展の過程として「次の世代の語学力や国際競争力を高めること」が注目されているのではないか、そんな印象を受けたのです。
フランス植民地だったときの影響で、シニア世代にはフランス語が流暢な人もいるそうです。 (プノンペンの格安本格フランス料理、フランスとの意外な関連についてこちら
さて、インターナショナルスクール訪問は1人で出向きましたが、今回私は、不動産視察と銀行口座開設の際にはクマール語と日本語をつないでくれる現地に精通したカンボジア人通訳の方に案内していただきました。
ひとつひとつは大きなことではなくても通訳さんなしにはおそらくスムーズにことが運んだことはない、そう感じました。
言語ってほんっと大切。
銀行のスタッフは英語ができるようだったので、ひとりでやろうと思えばおそらくできないことはないと思いますが、通訳さんの貢献度はかなりなものでした。(口座開設については詳細は後記します)
英語が通じるところが少なかったので、「キッズ向けのインターナショナルスクール体験プログラムは作れても、大人向けの英語力アップの旅プランとしては難しいかもしれない」と思っていましたが・・・ 弊社の旅プランについてはこちら
スキルアップの旅として、
ちょっと英語
+
現地語サバイバル
+
海外投資の勉強

もしこんな内容でカンボジア一人旅プラン作ったら、ただの観光なんかよりものすごいパワーがあるなとふと思いつき、今回この記事をがんばってまとめております😊
詳しいプランはこちら
これは現在のカンボジアでないとできない学びかもしれません!
「なぜ今カンボジアが注目されているのか」
そして
「実際に現地へ行くと何が見えるのか」
具体的に物件や購入内容を旅しながら直接みて、学んでくる。
それを将来の糧とする。
ちなみに念のため加えておくと投資勧誘ではありません!!
CALN Online の目指す『教育』『生きることは成長すること』『理解すること=生きる喜び』このサービスの軸には非常にマッチするからです。
言語学習から少し飛び出る形でも最終的には『異文化理解』と『世界を知りつながる』テーマに沿った学びのご提案です。
プノンペン不動産投資〜現地レポート
プノンペンでは、この10〜15年ほどの間に急速な都市開発が進みました。
特に中国や台湾をはじめとする海外資本の流入によって、高層コンドミニアムや大型開発プロジェクトが次々と建設されるようになったのです。
一時は「東南アジア最後のフロンティア」と呼ばれ、日本人投資家の間でも大きな注目を集めたらしいんですが、その後コロナ禍や中国経済の減速などの影響を受け、一部の開発プロジェクトでは工事の遅延や停滞も発生しました。
また、シアヌークビルを中心とした特殊詐欺やサイバー犯罪のニュースが世界的に報じられたこともあり、「カンボジアは少し危ないのではないか」というイメージを持つ人も増えたようで、そこから人気度は少し低迷し、現在に至っている、そんな感じです。
ところが、実際は、景色は少し違いました。
あちらこちらに建設中の高層マンション。新しいコンドミニアムの引き渡しは現在も続いており、街全体として大きく成長中なのが明らかです。


投資ってもちろん先を見越してするものなので、10年15年先を考えていくわけなので、
実はすでに、外国人が購入できるコンドミニアム市場はすでにある程度成熟し始めていること😱
カンボジアでは外国人は土地を直接所有することはできません。
しかし、一定の条件を満たしたコンドミニアムについては所有が認められており、多くの海外投資家がこの制度を利用しています。
私が今回視察した物件の中にも、日本人が想像するよりかなり手の届きやすい価格帯のものがありました。数千万円規模の投資というと大きな金額に聞こえますが、東京のふるーいマンションくらいの価格でぴっかぴかの豪華な部屋を購入でき、利回りも当然よいのだそうで、人気が高いので売却するとしても買い手がつくのはかなり早いそうです。
高層マンションのほとんどはプール、ジムや、バーやレストランまで建物内に併設しています。 建築材料など安全性にもこだわっているようで、投資価値がありそうな物件がたくさんありました。
「海外不動産投資なんて一部の富裕層の話」
というイメージとは少し違う世界が見えてきます。
不動産投資にはリスクがありますし、国ごとの法律や税制、出口戦略も考えなければなりません。
安易に投資ができるよということでなく、『将来の為に貯金』『旅行は息抜き』というのは閉鎖的じゃないか、と思わされます。🤔
「休暇の旅で投資の可能性や勉強をするっていい!」「そうしたら旅費すら投資になるよ?」と自らが学びながら思いついたのです。
プノンペンのコンドミニアムって実際いくらくらい?
海外不動産投資というと、
「億単位の資産を持っている人の話」
というイメージを持つ方も多いかもしれません。😂実はそんなことはないんです。
想像するより実は身近な世界で、もちろん物件によって価格は大きく異なりますが、
外国人が購入可能な新築コンドミニアムの中には、2,000万円台後半から3,000万円台程度で検討できるものもたくさんあります。
例えば3,000万円の物件を購入したと仮定してみます。
実際の価格や賃料は物件によって大きく異なりますが、説明を受けた中には、月額15万円〜20万円程度で賃貸募集が可能とされているケースもありました。
仮に月額15万円で入居が決まった場合、年間家賃収入は180万円。
月額20万円の場合は年間240万円となります。
単純計算では表面利回り約6〜8%程度となり、日本の都市部の不動産と比較すると興味深い数字です。
もちろん実際には諸経費や税金、空室リスクなどもゼロではないので、この数字がそのまま利益になるわけではありませんし、将来の価格上昇が保証されているわけでもありません。
ただ、海外投資の面白いところは、単純な利回りの話だけではないところです。
その国の教育事情を知り、人々の暮らしを見て、街の成長を感じながら、その国との接点を持てること。世界経済や国の発展を身近に見てつながる。
投資という言葉を使うとお金の話ばかりになりがちですが、実際にはそれ以上に、自分が得られる利益以上の世界とつながる感覚があるように思います。
絶対NISAより面白い!!
ドル建て口座という選択肢
前回の記事でもご紹介した通り、カンボジアでは大きな金額の支払いにはUSドル、小さな支払いにはリエルが使われることが一般的です。
そのため、不動産取引も基本的にはドル建てで行われます。
銀行口座についても同様で、
USドル口座
リエル口座
の両方が同時開設。
そして現在のカンボジアでは、外国人でも比較的銀行口座を開設しやすい環境が残っています。
もちろん必要書類や条件はありますが、観光ビザの日本人が実際に口座を持つことはが可能です。
発展さなかだからこその『ゆるさ』のようなものがあるように感じます。
金利だけではない魅力
銀行の金利が高いのも挑戦しようと決めた理由の一つですが、私が興味を持った理由はそれだけではありませんでした。
カンボジアの銀行では、USドル建てで資産を保有できる、この点です。
日本で生活していると、資産を円で持つことが当たり前です。
ところが海外留学や海外移住、不動産投資などを考えるようになると、
「どの通貨で資産を持つか」
という視点も出てきます。
外貨建ての商品も当然国内取引がありますが、それだと結局数字だけ追いかける感じになってそこまでためにならない(学びが発生しない)、そんな気がします。
ドルにも為替リスクがありますので、カンボジアがドル建てだからといって大きく有利だということは特にない、というのはあります。
しかし将来的に円安がさらに進んだ場合や、海外で使う資金を準備したい場合に、ドル建てで資産を持つこと自体が一つの選択肢になります。
個人的には今回の視察を通じて、
「不動産だけではなく、銀行口座そのものにも価値があるのかもしれない」
と感じる部分、あります。
日本の銀行と比較してみると実際高金利ですが、そんな単純な理由だけであればもっと安全な投資をした方が良い、かもしれません。
実際、日本とカンボジアでは金融制度も異なりますし注意点なども多岐に渡ります。
ただ、ちょっと冷静に考えてみましょう。
例えば100万円相当の資金を預けた場合のイメージです。

もちろん、投資信託やNISAのような資産運用商品と比較したらそっちの方が安全かもしれません。が、投資には必ずどの形でも利益のあるところにリスクが存在します。
「銀行預金だけでこんなに?!」
というのは、私にとって非常に興味深い発見でした。
実際の銀行口座開設は意外とシンプルだった
実際に銀行口座を開設する際に必要だったのは、
パスポート
ビザ
入国登録(到着登録)の証明
などでした。
私が手続きを行った時点では、日本でいう住民票のような書類や、カンボジア国内の身分証明書を求められることはありませんでした。
もちろん、銀行ごとに必要書類は異なりますし、制度は今後変更される可能性もあります。
この先条件が変わっていくこともあるかもしれません。
ただ、少なくとも私が訪問した際には、
「思っていたよりずっとハードルが低い」
という印象が正直なところ。
口座維持費などもかかりません。(これも重要な点です)
そこかしこに発展中であるからこその自由度を感じます。
銀行のスタッフは基本的に英語で対応してくれる為、ある程度英語でコミュニケーションが取れる方であれば、一人で銀行へ行って口座開設に挑戦することも十分可能だと思います。
一方で、海外での手続きに不安がある方や、限られた滞在期間の中で確実に進めたい方は、現地エージェントのサポートを利用するという方法もあります。
私自身も今回は現地事情に詳しい方のサポートを受けながら手続きを進めましたので、弊社を通じて旅をする方には当然同じエージェントをつなげたいと思っています。
そのおかげで銀行口座開設だけでなく、不動産視察や各種情報収集も非常にスムーズに行うことができました。
『英語で自力でやってみたい!』というのもおおいにありだと思います!!
アジアにどっか旅行に行きたいな〜なんてぼんやり考えている方には超おすすめ。 なにか掴んで帰って来て欲しいです。
ABA Payの万能さ
現地銀行口座は本当に小さな額、数十ドルを入れるだけで作ることができ、この銀行アプリが本当に有能なのでトライしたい方は到着早々まずは
現地SIMをゲット → 口座開設
の手順で動いておくと、そこから色々と旅は快適になると思います。
滞在期間の予算額を口座にまず入れる形にして使ったらいいかも!
こちらの記事もご参照下さい。
なぜここに『現地SIM』のステップを最初に入れたかというと、QR決済は当然スマホが接続されていなければなりません。私はポケットWIFIを用意して行きましたが、現地の電波のサクサクさは驚くほど!
結局ほぼWIFI使わずだったので、絶対その方が安いし快適であった経験をお伝えしたいです。
最初は国際ローミングをちょっと使って、初日にイオンモールへ行ってSIMゲット。
日本から事前購入でもいいと思いますがプランとしてはかなりおもしろいと思います👍
SIMはネットで買えますが、現地の生活をのぞく意味でも到着早々買いに行くのはおすすめの初日アクティビティーです。
そしてこのQRアプリ。
こちらの記事でも紹介したように、まさかの場所までどこででも使えるんですが、便利さはそれだけではありません。
アプリ自体がすごくよくできているようで、動きが良いんです。
セキュリティーなんかもかなりしっかりしている印象で、このテクノロジーの感じ、下手すると日本のサービスよりもレベルが高い感覚すらありました。
こういう要素も投資先としての将来性を示唆しているような気がします。
私は今回ABA銀行とカナディア銀行を例にとってお話ししましたが、外国人が口座を作れる銀行は他にもたくさんあるようです。
金利も含めて事前に調べて勉強してから渡航するのも面白い旅になるのではないかと思います。ウェブサイトは現地語か英語になってきますので、英語のリーディングの勉強にもなりますしね😏
次はこんな話題👇
⑤青いペンしか使わない!?〜カンボジアの契約文化と手続き事情〜