英語が通じないプノンペン。英語教育に熱心!
予想以上に英語が通じないプノンペンでしたが、教育という観点では状況が少し違いました。
今回見学したインターナショナルスクールでは、説明はすべて英語で行われましたし、スタッフの英語力も非常に高いものでした。
そして何より驚いたのは、プノンペンにインターナショナルスクールがGoogle Mapや検索で出てくるよりずっと非常に数が多いことです!
実際に複数校を見学してみて感じたのは、これらのインターナショナルスクールは決して駐在員の子供だけが通っているわけでなく、カンボジア人の現地の子供が断然多いということ。 おそらくかなり英語教育を重要視しているのではないかと感じました。

国の政策や教育制度は詳しく調べていませんが、あれだけの需要があるというのは。🤔
街の発展状況や学校の数、そして保護者たちの教育熱心さを見ていると、
「次の世代の語学力や国際競争力を高めることで、国全体の成長につなげようとしているんだな」そんな感想を持ちました。
・・フルタイムとパートタイム?
カンボジアは気候の影響から1日が二つに分かれているような感じなので、ほとんどの学校がフルタイムとパートタイムの選択肢がありました。(こちらの記事もご参照ください!)
これは日本でいうところの小学生以下のプログラム、そして学期間休暇に実施されるキャンプについては大きい子でもこの形がほとんどでした。
日本でいうなら
保育園の預かり時間=フルタイム
幼稚園の預かり時間=パートタイム
といった感じで、値段が違う形でした。おもしろいですね。
説明を聞きに行くとまず「フルタイム?パートタイム?」と聞かれるので、
最初は??となりました。
バイトか正社員か、みたいに聞こえてしまい😅

「午後お迎え」か「夕方お迎え」か、その差と考えるとわかりやすいです。
もちろんフルタイムの場合は午後もレッスンやアクティビティがある形で、パートタイムならランチしてお昼寝前にお迎え。レッスンやアクティビティは午前のみ参加、と言う形です。
ランチやスナックは親が用意する場合と学校で提供してくれる場合、 どちらか選べる場合、と学校によってさまざま。
英語だけじゃない?「3つの言語コース」
今回、複数のインターナショナルスクールを視察していて驚いたことの一つが、言語プログラムの多様さです。
日本では「インターナショナルスクール=英語」というイメージが強いかもしれません。
もちろん授業の主な言語は英語なのですが、プノンペンではそれだけではありませんでした。
中国系住民が多いことも影響しているのか、多くの学校で複数の言語コースが用意されていました。
例えば、
英語+英語(完全英語コース)
英語+中国語(マンダリン)
英語+クメール語
といった形です。
さらに学校によっては、
英語+中国語+クメール語
のトライリンガルコースまで用意されていました。

マレーシアもマレー語での授業が義務化されているので 英語+中国語+マレー語 のコースは現地インターナショナルスクールでは一般的でしたが、 同様に、現地クメール語と、英語、中国を合わせることで進学先の選択肢が世界中に広がるとの説明がありました。
日本から短期留学やサマーキャンプのような形で参加する場合は、基本的に英語コースを選択することになると思いますが、日本のキッズも負けていられません!がんばりましょうᕦ(ò_óˇ)ᕤ
ここで、一つ気になった点がありました。
多くの学校で事前の英語レベルチェックが実施されていたことです。
1〜2週間のキャンプなのにちょっと驚きでしたが、実際にはほとんどの学校で、
「指示を理解できるか」
「英語で最低限コミュニケーションが取れるか」
「子供が取り残された気持ちにならないか」
を確認するため、英語のテストや面談が用意されていました。

海外から申し込む場合についても対応は学校ごとに異なります。
オンラインで実施できる学校もあれば、
「まずカンボジアへ来てください。その後、現地で試験を受けていただきます」
という学校もありました😱
このあたりは、学校選びの段階で事前に確認しておく必要がありそうです。
マレーシア・シンガポール・香港キャンプについては、弊社が提携しているイギリスの教育機関 Camp Beaumont のプログラムを利用するため、事前の英語準備についても比較的サポートしやすい環境があります。
一方で、カンボジアの場合は学校ごとのルールが異なるため、少し個別対応が必要になる印象でした。
とはいえ、実際に学校の先生方と話していると、
「完璧な英語力が必要」
というよりも、
「英語で何とか伝えようとする姿勢」
を重視しているようにも感じました。
もちろん学校によって基準は異なりますが、物おじせずに英語で反応できるタイプのお子さんであれば、十分チャレンジできる可能性はありそうです。
逆に、人見知りが強かったり、英語を使う経験がほとんどないお子さんの場合は、事前に少し準備期間を設けておくと安心かもしれません。
| 学校名 | |
| Dandelion International School | 中国語教育に熱心な英国式 |
| Golden Bridge International School | オーストラリア式 |
| Stanford Montessori Academy | アメリカ式 |
| Western International School | 英国式(レベル高) |
| CIA First International School | アメリカ式、現地で有名 |
| Canadian International School of Phnom Penh | カナダ式 |
キャンパスが点在する学校もあるのでもっと見て来たんですがまとめるとこんな感じ。
大体の学校が幼稚園から中学校・高校まで併設している形でした。
~式とあるのはカリキュラムをそれぞれの国のものを採用しており、教員もその国の人を多く採用しているようでした。
ほぼ余談ですが、ものすごい強いカナディアンアクセントの先生、
Cannadian International にいて、「あ、すごい😂この学校、本格的だ!」と思いました。
セキュリティーに英語が通じなくて困っていると英語で同じこと繰り返して親切に助けてくれました😂英語しか話してなかったので通訳ではなかったように感じましたが助かりました🤣
学費以上に感じた、カンボジアの教育への熱意
学費については、やはり私立のインターナショナルスクールですので決して安くはありません。
実際、今回視察した学校の中には、マレーシアのインターナショナルスクールとほぼ変わらない価格帯の学校もありました。
ただし、欧米への留学や日本国内のインターナショナルスクールと比較すると、依然として手が届きやすい価格帯であることも事実です。
また、学費だけでなく生活費全体で考えることも大切です。
プノンペンでは交通費や食費、住居費などが比較的抑えられるため、家族での滞在や教育移住を考える際には、学費だけでは見えないメリットもあるように感じました。

そして、今回私が最も印象を受けたのは、カンボジアという国そのものが教育を通じて国際化を進めようとしているように感じられたことです。
もちろん日本でも、公立学校にALT(外国語指導助手)が配置されるなど、英語教育への取り組みは行われています。
しかし現実には、
「英語を勉強したけれど使う機会がない」
「テストでは点が取れるけれど話せない」
という状況も今だに少なくありません。
一方、今回見学した学校では、英語を勉強するというよりも、
英語を使って生活し、学び、友達を作る
という環境そのものが用意されていました。
もちろん、短期留学やサマーキャンプに参加しただけで急に英語が話せるようになるわけではありませんが、
小さい頃に実際に海外の学校へ行き、異なる文化や価値観に触れる経験には大きな意味があると思っています。
実は企業向け英語研修をしていても、驚くほど上達が早い方に出会うことがあります。
そうした方のお話を聞いてみると、
「子どもの頃に英語教室へ通っていた」
「親の都合で少しだけ海外に住んでいた」
「英語は覚えていないけれど、その時は普通に分かっていた」
など、幼少期の国際経験を持っているケースが少なくありません。
本人は忘れているつもりでも、その経験がどこかに残っていて、大人になってから再び芽を出すことがあるのです。
私は、こうした経験は一種の種まきだと思っています。
その場ですぐに大きな成果が見えなかったとしても、幼い頃に周りの大人が蒔いておいてくれた種が、将来海外の人と働く時や、新しい世界に飛び込む時に大きな力になる。
だからこそ、たとえ短期間であっても、子どものうちに海外へ行き、異文化に触れ、英語を使ってみる経験には十分な価値があると思っています。