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4-2. ラマダン第3週目〜心と身体のつながり恵に感謝【後編】

4-2. ラマダン第3週目〜心と身体のつながり恵に感謝【後編】

CALN Online代表の矢野です!

一般的に言われている食生活、はたまた病院で指導されるようなことがそれぞれの身体に合う本当に良い食生活なのかというのは、実際は個々に異なり、一概に言えないものなのではないかと私は思っています。

私自身は、なるべく毎回満腹になるような食べ方にならないようにと心がけていた部分もありますし、時間がなくてちょこちょこ食べる習慣になってしまったというのもあり、今まで意識的にも無意識的にも『満腹にしない』が習慣だったと思います。

日中忙しくてしっかり時間をとって食べることがほとんどできていないと言うのが主な理由ですが、割と『ながら食べ』『ながら作業』したり、極端なところでは移動中に歩きながら食べたりすることもあるような、そんな生活をしていましたが、ラマダンを開始してからそんな適当な食べ方ができなくなりました。

限られた時間の中で摂取しなければならないので、昼間補うことができないことを考えると偏ったものを食べたくないので毎日自炊。
身体も断食の影響か変なものは欲さないというのもありました。
お腹いっぱい120%の状態まで食べると言う事を何年ぶりにしているか。
この感覚、本当に気持ちの良いものですね。

食べてすぐ寝る。起きてすぐ食べる。休んで動く。

このサイクルに身体が喜んでいると感じます。
ホルモンバランスも整っている感じが非常にあります。
さらにこの管理する感覚が非常に楽しく、決められた時間に食べる、寝ると言う基本的な楽しみをあてられるように、太陽の動きを見ながら1日を過ごすと言うのはほんとに心地の良い1日の過ごし方です。

また、『日の出』『日の入り』の時間は日々変化していくので、一度決めたサイクルをそのまま継続すると言うことができないと言う面白さもあります。

微調整(small adjustments)を続けなければいけないんです。

これは冗談抜きで、人生の縮図な感じがしています。
1回決めればオートパイロットで何も考えずに楽しめば良いと言うわけではないと言うところが非常に深い感じがします。
『お腹がすいて辛い』と言うよりは、とうとう食べられると言う気持ちの高揚感 (excitement) の方が強く、3週目ともなると夕方の空腹と忙しさにイライラすることもなくなりました。

これは食べたい時に何でもちょこちょこ食べている普段の生活では絶対に味わえない気持ちの良さです。

体調不良や旅行でラマダン期間に断食をお休みした場合、休んだ分だけの期間を、ラマダンが正式に終わった後、好きなときに自主的にラマダンの行動をすることで穴埋めできる、Qada(カダ)というシステムがあるそうです。
Eid(イード)のお祭り騒ぎの後、自分のタイミングでOKで、都合の良いときに自分で決めて実施すればいいそうなのです。
意外なフレキシブルさに良い意味で多少の驚きを感じました。

イスラム教はとても厳格なイメージがあったので、穴埋めはEidで他の人が大騒ぎの間、延長して行わなければいけないのかな、とぼんやり予想していたので余計です。
私は10日遅れでラマダン開始となったので、この埋め合わせラマダン Qada は4月の後半くらいにやろうかなと思っています。むしろやりたいです。

また、補足的なもう一点。
神事というのは共通点が多いもので、ラマダン期間に相撲の三月場所があったのですが、大の相撲ファンの私は、相撲もその日の最後の取り組みが必ず日の入り前後であることに気づきました。(ちなみに相撲は立派な神事です!スポーツである前に国技、そして神事。)

その日の断食を終えるのが日没であるため、当然それを意識して時間を過ごすんですが、ほぼほぼその日の結びの一番を合図にすることができました。

この場所の千秋楽では、結びの取り組みだけでは白星(勝った取り組み)の数で優勝が決められなかったため、結果次第で優勝決定戦があるかないかというとき、Magrib(日没のお祈り)まで20分近くあるのに気づきました。
「あ、これは決定戦になるな」と思いました。
ここで勝負が決まっては日没まで時間が余ってしまう・・・

物事は太陽の動きに従って動いているんだな・・・

そんな感覚に襲われました。放送時間の問題だけでなく笑
優勝は日没から時間のあるそんな前には決まらないだろうと。

大当たりでした。

大野里が琴櫻をやぶって高安と並び、優勝決定戦となり、見事、三月場所はMagribの直前になって勝負がついたのでした。

■TOEIC パート6頻出

small adjustments (形+可算名詞)微調整

Due to time restrictions, we need to make small adjustments to the content for the presentation.
時間的な制約のため、プレゼンテーションの内容に若干の調整を加える必要がある。

次は『5.ラマダン第4週目(残りの数日)』です。
お楽しみに!

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