Blog ブログ

4-1. ラマダン第3週目〜心と体のつながり恵に感謝【前編】

4-1. ラマダン第3週目〜心と体のつながり恵に感謝【前編】

CALN Online代表の矢野です!

春分の日を境に、日が長くなって来くると状況が変わって来ました。
断食の時間が長くなるのはそこまで辛くないのですが、問題はスホール(日の出前のお祈りまでに済ませる食事)のために起きる時間です。
午前3:00に起きたんじゃ微妙に間に合わなくなって来ました・・・

開始当初からそうなのですが、断食の空腹より辛いのは眠気です。リタ曰く、睡眠サイクルの調節もラマダンのチャレンジの一般的な一項目だそうです。
スホール+お祈り(ファジール)のために起きるのが午前4時では到底遅く、3:00起き、そして2:30起きの必要性を感じるようになって来ました。

そのため、昼間の眠気がすごく・・・コーヒー飲んで誤魔化すこともできず、昼寝は許されていますが、寝たら起きられるのか疑問で、したとしてもうたた寝程度しかできません。

どれだけ普段の生活で、疲れや眠気、そして感情を、食べること飲むことで誤魔化しているのかを実感しました。

「疲れたな」で休まずに食べる(またはコーヒーなどを飲む)。
「不安だな」で、よく考え分析する前に食べたり飲んだりして落ち着かせる。
「悲しい」などのネガ感情でも、とりあえず思考に注目せずに食べたり飲んだり。
「退屈だな」でまた同じ行動。
喫煙者は当然ここにタバコも入るはずです(自身、元喫煙者です)。

ラマダンの間は喫煙・飲酒・性的活動も禁止です。誤魔化せないのです。

うちの猫たちがうるさいととりあえずご飯あげて黙らせたり、外で緊張していたり怒っていたりするとき(我が家の猫はワンコのように外出やお散歩をします)おやつをあげて気分を盛り返したり、これは悪いこととは一概に思っていませんが、同じことを予想以上に頻繁に自分自身にもしているもんですね~。
🐾Talking cats Ava & Gaia

もう一点おもしろいのが、空腹のときは極端に言うと『飢餓状態』なので、瞑想をしていると信じられないくらい遡った過去のことを思い出したりします。
よくいいませんか、死なないために走馬灯のように情報を脳が検索するとか。
そう言う感じなのかもと思います。
結構冷静に過去情報と感情の整理ができていると感じました。

身体も昼間完全に食べ物が入らないので内臓の動きが良いと感じ出します。
食べていない間も不思議とトイレに行くので細胞も整理されているのかもしれません。

極限まで食べていないので、Iftar (イフタール、日没後の食事)のときには食べ物が全てとてつもなく美味しく感じ、適当に食べている日常より確かに食べれることへの感謝の気持ちが自然と強く湧き出ていると思います。

食べられる喜びと興奮が、100倍。

これを感じるために、食欲を超越するような刺激は禁止なのかもしれないですね。

もう一点面白いのが、すっかり空っぽだからか、『胃が味わっている』という感覚がありました。
口で感じるのと同じようにお腹でも味わっているという今まで経験したことのない感覚です。
約14時間、水すら入っていないので、この内臓フル活動な感覚もすごく新鮮で心地よく、日中の断食はほんとうにそこまで辛くないので経験する価値大ありです。

睡眠の質も激しく上がっていました。眠りが深い!

個人差があるかもしれませんが、私はもともと満腹の時の方が熟睡できます。
スホールにアリつきたいので当然早寝になるのですが、ガッツリ食べて超満腹にして就寝、すっごく幸福感があるのです。
そして、普段よく入眠前にだらだらスマホをいじったりすることありましたが、食べることと寝ることへのアレンジへ思考を張り巡らせるのに忙しくて、スマホをいじる気がほとんどしませんでした。

次は『4-2. ラマダン第3週目〜心と体のつながり恵に感謝【後編】』です。
お楽しみに!

弊社では英語はもちろん、インドネシア語やベンガル語のレッスンも提供しております!
お気軽にお問い合わせくださいませ。