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『顧客事例』を英語で言うと?

『顧客事例』を英語で言うと?

英語翻訳するのがむずかしい単語の一つに『顧客事例』というのがあります。
”顧客”とか”事例”とか、大人度の高い表現は英語翻訳する発想がむずかしいですね。

顧客事例をウェブサイトに記載したり、プレゼン資料に入れたり
マーケティング用語としてだけでなく
いろいろなシーンで使うことがあるであろうこの単語、顧客事例。

英語翻訳するとどんな単語が適しているのでしょうか?

実は・・・

これはどんな用途でこの言葉を使うかによって英単語が違ってくるんです。

みなさんが探している英単語はどれでしょうか?

ありそうなメジャーな選択肢を下記に並べます。
みなさんが探している英単語はどれでしょうか?使い分けを順番に説明していきます。

Cases

選択肢一つ目、casesから説明します。

Caseはいくつか意味があって、もちろんご存知のケース
「入れ物」をさすこともあります。

今回は、言うなれば 「場合」といった意味合いで使うことになり
要するに「事例」を指すことになります。


大枠で使用できる範囲が最も広い表現になってくると思います。

成功事例も含め
もっと簡素化した顧客リストのようなものでもこの単語でなら表現できます。
(例えば社名と購入商品名など)

また、お客さんが受注した理由やなりゆきなど
簡単にストーリーがわかるような情報がついていたとしたらこの単語のイメージと合致します。

だいたいの場合この単語でカバーできるのではないでしょうか。

Examples

同じように単語として使える範囲が広いけど
ほんの少し違ったイメージなのが次の単語、examples です。

これはご存知の通り、そのまま「例」を表します。

例えばお客さんの名前(イニシャルだけでも)や会社名など
受注した規模やポテンシャル新規顧客が見て
例として参考になるような少しの詳細をつけているなら、この単語のイメージとなります。

casesに対してexamplesだとそんなに内容にストーリー性は予想されません。
つまり必ずしもその成果については記載や説明がなくてもおかしくないです。
受注となったなりゆきやその時点までの事例としてならこの単語が適切です。

また、サービスの内容をリストしているような場合も
この examplesがバランスが最も取れるものとなります。

『場合』と『例』、そこにストーリー性があるかどうかが線の引きどころかもしれません。

Case studies

では Case studies はどうでしょうか。
Cases とどうニュアンスが変わってくるでしょうか。使い所は?

『ケーススタディー』というカタカナ語は
ほぼ一般的な名詞として定着しつつあるのではないでしょうか。

翻訳ソフトや翻訳ページなどを使うとまさに『事例』と出てくると思います。
この単語を使うなら多少の分析の羅列が必要です。

いかんせん studies とついていますから単なる事例の羅列ではなく
ある程度の情報や分析結果がないとバランスが悪くなってしまいます。

お客さんが導入に至ったストーリーだけでなく
提供したサービスや商品がどう役に立ったのかなど
研究されているその結果を公表するようなそんなニュアンスです。


この単語は割と客観的なイメージを持っています。

自社製品の『顧客事例』『導入事例』をPRのひとつとして記載する場合
少しニュートラル過ぎてインパクトが足りない、、という側面があるかもしれません。

MBAなどビジネスやマネージメントを学ぶとき必ず課題として出てくる
ケーススタディー(case studies) は
客観的でしっかり情報収集と分析がされている内容のときに最も適切な表現となります。

testimonials

最後にリストの一番下にある testimonialsを紹介します。

これは「聞いたことがある!」という人も居れば
初めて目にしたような方も多いかもしれません。

カタカナで テスティモニアルと記載があるのを
目にしたことがある方も逆にいるのではないでしょうか。
どちらにしても、学校で習うような単語でもなければ
TOEICでさえもあまり見かけない単語ではあります。

この単語はもともと「(証人による)あかし・証言」といった意味で
もしも顧客の導入にともなう成功例やストーリーを指すものとして使いたい場合は
これが一番自然で適切なワードチョイスとなってきます。


自分たちの導入実績として記載する場合もこの単語は最適ですし
お客さんに感想をもらったり商品やサービスについて
語ってもらったコメントやインタビューなどを
まとめたものも testimonials と呼ぶことができるわけなのです。

復習してみましょう!

ではちょっと復習してみましょう。

4つの表現を紹介しました。
Cases
Examples
Case studies
Testimonials

表記したい、発言したい、英語翻訳の内容が
まずは最後の testimonials に適しているか見極めてみましょう。

もしもより客観的で研究している要素が強い場合
case studies の方が適切ではないかと考えてみます。

どちらもちょっと詳細が足りない、特に分析はしていない、といった場合は
広範囲で使える cases や examples を検討してみてください。
判断しきれなければ examples で大丈夫です。

簡単な単語がビジネス英語として使っていけない単語というわけでは決してありません。
どんな文面で使ったとしても、おそらくおかしくはならないと思います。


顧客事例はプロモーションや自社製品の紹介、魅力を伝えるのにとても大切な文章ですね。
もしも英語での表記が必要といった場合、是非 CALN Onlineに翻訳ご依頼ください。

表面上の訳では消えてしまうようなサービスや商品の魅力を最も適切な英語表現で翻訳致します。

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