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yes, no, に気をつけて!

yes, no, に気をつけて!

皆様もうご存知かと思いますが
日本語と英語ではyes, と no, が反対のときがあります。

日本語の返事では、『あなたの言ってることは正しいです。』のyes ですが、
英語の返事は、『私の答えは肯定です。』のyes です。

例えば、

Don’t you want to go to the party?
パーティー行きたくないの?

という質問に対して、

Yes, I do.

と答えたとしたら、・・・あなたはパーティーに行きたいのでしょうか、
はたまた行きたくないのでしょうか??

上のヒントを使ってちょっと考えてみましょう

パーティーに行きたい?行きたくない?

この場合、yes と答えたらあなたはパーティーに行きたいことになります。

日本語だとどうでしょう。

パーティー行きたくないの?

うん・・(行きたくない)。

日本語では、yes(はい)は、”行きたくない”を指します。
『あなたの言ってることは正しい』からです。

ついこの感覚で、生徒様は皆様、この手の質問(否定疑問文)は
yes, no, を逆に答えます。
かなりの上級者でも起っています。慣れないようです。

これを克服するには、これを覚えておいてください。
英語では質問がどんな形でも答えが同じ、ということを。


先ほどの例をもういちどとってみましょう。

Don't you want to go to the party?

Yes, I do.  ⇒行きたい
No, I don't. ⇒行きたくない

ですね。でも見てください。

Do you want to go to the party?

Yes, I do.  ⇒行きたい
No, I don't. ⇒行きたくない

答えは同じなのです。
なので相手の聞き方は考慮しなくていいのです。

『私の答えは肯定です。』 or 『私の答えは否定です。』
自分の答えだけを表せばいいのです。

これは特にビジネス英語では非常に大きな問題となってしまいますので、
yes no を答えるときはどんなときでも、yes no で終わらせずに、
センテンスを付け加えてください。


それだけでコミュニュケーションミスを減らすことができます。

「なんとなくわかるようになってきた」の限界

よく聞くセリフなのですが、「最近なんとなく英語がわかるようになった」
というセリフがあります。

広告でもたくさんききますし、私はこういう仕事をしているので
関わりがあったりお話したりした個人の口からも
これが発せられているのをよく耳にします。

音楽、映画、テレビなどで英語を耳にしているうちにわかるようになった!

これは聞き流し効果を実感した、ということだと思います。
よく聞くセリフなのですが、「最近なんとなく英語がわかるようになった」
というセリフがあります。

広告でもたくさんききますし、私はこういう仕事をしているので
関わりがあったりお話したりした個人の口からも、これが発せられているのをよく耳にします。

音楽、映画、テレビなどで英語を耳にしているうちにわかるようになった!

これは聞き流し効果を実感した、ということだと思います。
が、この『なんとなく』、くせものなのです。

わかった”気がしている”というパターン

このセリフが出るほどわかってきた気がしている方には大変残念なお知らせですが、
大人が聞き流しで言語を理解できるようになることはほぼありえません。

これは私の長年の統計ですが、このレベルの理解は「わかった”気がしている”」
というパターンが非常に多いのです。

つまり、「こう言ったのかも!」という予想が当たる確立が上がってきた、だけで
本当に理解できるようになっているわけではないのです。

第一言語が話せる状態(生きるのに必要なことは母国語で足りる)で
きちんと理解する、話す、ことができるようになるには、
やはり文法の勉強も不可欠です。

聞き流しに効果がないわけではありません。
英語のリズムになじんだり、「こんな風にいえるんだ!」と新しい表現を
学ぶことはもちろんできます。

・・・ただ、それだけでは 当たる確立が上がる 止まりです。

一番有効なのは、バイリンガルからある程度の理屈や仕組みの説明を受けること。
これは本当の意味での理解への近道となります。

英語圏の"Why?"

世界の共通語、英語ですが、やはり英語圏の国々の文化を背景としている部分が大きく、
それについてもやはり多少は考慮してトレーニングをしていく必要があったりします。

ビジネス英会話コースや、スピーキング強化コースでは、そのあたりのスキルも
一緒に解説しながら英語で負けない、押されない、力を養っていきます。


特に私が日本人が気をつけておくべき最大の点は
"Why?"についてではないかと思うのです。

英語圏の人はとても頻繁にこれを言います。

"Why did you do that?"
"Why does it need?"
"Why don't we do that?"

ちょっといくつかあげてみましたが、日本語にしてみますので
どんな印象か感じてみてください。

”どうしてそうしたの?”
”どうして必要なの?”
”なんでやらないの?”

・・・叱られてる感じがしませんか?

これは私個人としては絶対に日本の文化的な背景ありだと思うのですが、
”なぜ?”を聞かれると、責められている感じがしないでしょうか?

日本語で理由を尋ねるとき、ニュートラルに理由を聞いているのではなく、
相手を叱っている、責めているときが多いように思うのです。

日本企業に務めていたアメリカ人の友人は研修でインストラクターにこの"Why?"を言ったところ
"Because I say so!" と、叱られたそうです・・・。

そして他の欧米人も同じことをし、同じ結果がもたらされたそうです。。
(ちなみにインストラクターは英語が話せる日本人だったそうです。)

理由を知る、という行動にどうも慣れていない私たちは、英語を話すとき、
相手を納得させるだけの理由を見つけ出すことができなかったりします。

英会話でこのwhy? にあたったときは、おそらく相手に大意はありません。
是非冷静に考えてみてください。
そしてなんでもいいので英語でシンプルな理由をつけてみましょう。

これはスピーキングの練習にもなる英語ロジックのトレーニングになります。
やってみましょう。なににでもbecause でセンテンスをつけていきます。

I'm going to turn my TV on because my favorite show might be on now.
She wrote this because she wanted people to know about it.

頭で考えず、口にしゃべらせる

フリートークの四原則、これを意識していただくだけで、
生徒様たちの沈黙の時間が格段に短くなっていることに効果を感じています!

『心がけ』、それだけで変わってくるものですね。

今回はさらにスピーキングを上達させるための新たな標語(?)をご紹介します。

タイトルにもなっております。
「頭で考えず、口にしゃべらせる」

これです。
どういうことか詳しく解説致します。

英語を話すとき、だいたいのかたが頭で体勢を整えてから言葉を発します。

「短く簡単に・・」の心がけで、SVOの単純なセンテンスを発しようとしたとします。
I ate dinner くらいのセンテンスであっても頭のなかでは

『えーっと、eat の過去形だから ate で、夕飯だからdinner で ・・・』
というような自問自答を瞬時に考えています。

短い文ですのでそこまで沈黙せずに話すことはできますが、
脳で結論が出てから口へ伝達されてくるのですから
どんなに短い文であっても ゆっくり出てきたり
ロボットのような話し方になりがちです。

I... ate ... dinner.
こんな感じです。

黙ってしまうよりはレベルアップしているのですが、更に階段、上りましょう!
口に覚えさせてしまいましょう。

よく言うようなセンテンスや挨拶などは頭で考えなくても出てくるように
条件反射のように、頭に結論を頼まなくても口から出してしまえるように練習してみましょう。

口が覚えてくれたセンテンスは単語を入れ替えたりするだけなので、
頭で考えなければならない部分は大幅に減っていきます。

でもどうやって口に覚えてもらうの?それですよね~
簡単です!

でもほとんどの方がやっていないのです。
「使えそう!」と思ったフレーズは必ず口に出してください。繰り返し。繰り返し。

ここで一番注意が必要なのは、早合点をしないこと。
「うん、わかった。この文。」と、理解したことで満足しないでください。

声にしてください。繰り返し、声にしてください。これがポイントです。
簡単なこと、この反復でみなさんの口が自然に英語を流してくれるようになってくるはずです。

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