CALN Online代表の矢野です!
では、今度はオプショナルのお祈りについて少し述べたいと思います。
毎日、実施時間が太陽の動きに従ってきっちり決められている必須お祈り5回と異なり、
オプションお祈りは何時にやっても基本的OK。
ですが、時間帯や特定の条件によって定義づけがされています。
基本的にラマダンの時期でない時も、日没時には、イスラム教の国ではお祈りのアナウンスメントがかかります。
アメリカではよく同じような時間にアイス屋さんのトラックが出ましたが(おそらく全米であると思います。日本で言うと焼き芋屋、でしょうか。)、私は最初アイスクリームトラックかと思いましが、この日没を知らせるアナウンスは 『Adhan アザーン 』と呼ばれます。

地域の『5時の鐘』ってありましたよね。
「それ鳴ったら帰って来なさい!」とか親に言われるやつ。笑
そういう雰囲気です。・・・ただし流れるのは祝詞です。
ラマダンの間は、これがかかったら、もう食べていい合図。
マレーシア、バングラデシュでもこのアナウンスはかかっていたのすごく印象的です。
ラマダン期間外にもかかっています。
やってもやらなくてもいいオプショナルお祈りのことを Qiyam-ul-Layl(キアム・アル・レイアム ) と呼ぶそうで、これは決まった条件の元に実施するお祈りの総称で、自らただやることにした自主的なお祈りも定義には含まれるそうす。
基本的に自主的な (voluntary) お祈りの総称です。
ではメジャーなキアム・アル・レイアム をいくつか紹介して行きます。
ラマダン期間中は、Taraweeh(タラウィー ) という、基本モスクに集まってするお祈りがあります。
この条件は、夜の必須お祈りIsha(イシャ ) の後、そして集合的、つまり集まって行うことになっているようです。

そして、もう一つの主なオプションお祈り。
これはラマダンの時期に限ったことでは無く、実施が推奨されているようです。条件は、睡眠をとって目が覚めた直後に眠りに落ちずに実施すると言うTahajjud(タハッジュッド ) です。
これは眠気に打ち勝ってお祈りをするので、最も願いが叶いやすい想いが通じやすい非常にパワフルなお祈りのジャンルで、ラマダンの時期に関係なく必要に合わせて実施するのだそうです。
・・・これ理にかなってますね、睡眠前後の状態は潜在意識に届きやすいって有名な脳科学です。
断食と合わせて祈祷の時間がある事は、脳科学的にも心身のデトックスに非常に効果がありそうです。
しかもこうして必須のお祈りとオプションのお祈りを見ていると、ちょうどストレスのかかる時や潜在意識が開いている時に特に実施するように設定されているように見えます。

Purifying the Soul – 魂の浄化(ラマダンはお祈りの儀式も伴うため)
Developing Self-Discipline – 自律心を鍛える
この2項目ですね。
欲求に流されず律することでこの浄化の状況を作り出す、そんな印象です。
『律する』というのは何かを学ぶ際にこの上なく大切なことです。
語学も当然例外ではありません。
私はよく『学ぶ抵抗感』と呼びますが、いい大人でもこの抵抗感の罠に嵌り、律することができずドロップアウトするケースがどれだけ多いことか。
せっかくコースを開始したのに、突然、
「忙しいから休みたい」
しまいには
「多忙すぎて今はタイミングじゃない。やめたい。」
となったりします。
大人は自分の状況、わかっていたはずです。
自分に騙されてしまっているのです。
自覚して律することは簡単ではないんですね。

子供はもっとストレートに、唐突に「もうやりたくない」「おもしろくない」などと言い出したりします。これは端に脳が新しいことを嫌うという特性に負けてしまっているだけです。
大人だとそれなりに聞こえる理由を並べますがこれと同じことです。
お子さんのこんな態度も当然の脳の生理現象です。
うまく騙し返して導いてあげるのが正解です。
(「そうなんだ、やんなくていいよ」と対応しつつレッスンは継続、とか「内容変更を先生にお願いしてあるよ」とか言って納得するとそのあとはすんなり勉強を続けたりします。)
大人は自分に騙されないこと!
特に開始時は、自分を律し、学習していく必要があります。
律する力を鍛えてください。
そのあたりも、弊社のコースではうまく誘導しますので、今度こそ英語を使えるものにしたいと言う方、是非お問い合わせください。
■TOEIC パート3・パート5 頻出
voluntary (形)自主的な
※voluntarily とすると”自主的に”副詞に!(yをiに変えて-lyをつけます。)
His attendance was voluntary.
He attended voluntarily.
彼は自主的に出席した。(任意であった)
次は『4-1. ラマダン第3週目〜心と体のつながり恵に感謝【前編】』です。
お楽しみに!
弊社では英語はもちろん、インドネシア語やベンガル語のレッスンも提供しております!
お気軽にお問い合わせくださいませ。